英語でのプレゼンテーションのコツ
私は 平成元年、 タイを訪れました。目的はタイ
の電力 庁「 EGAT」 (Electricity Generating
Authority of Thailand) エガットへ開発した製品の
プレゼンテーションのために 訪れたのです 。
開発した製品をお客様に説明することは難しいです。
まして 片言の英語では至難の技です。
私は英語を流暢に喋れるわけではありません。
従ってその対応の工夫が必要です 。
私はエンジニアの端くれ です。沢山の画像や写真を
使ったプレゼンテーションの資料をパワーポイント
で作ります。
それらを持参して、身振り手振りで,簡単な英語と
テクニカルタームを使って、製品の説明をします。
これでおおむねお客様のご理解をいただけます。
それでも 詳細な疑問を投げかけられると、 今度は紙
にスケッチを書いて 疑問点を確認します。
そしてその疑問に対する答えを、紙にスケッチを書き
それで 答えます。
これで私なりのプレゼンテーションはスムースに
終わります。
コミュニケーションもこの方法でスムーズに出来
るでしょう。
ただし、失礼にならないような注意も必要です。
このための準備としてに テクニカルスケッチの書き
方の勉強をしました。
そして何度も スケッチを描く練習をしました。
日本人が流暢な英語を使ってプレゼンテーションを
しようとしても、それはなかなか難しいことです。
エンジニアが英会話に慣れるには、まずはこのよう
なことから 訓練していけばいいと思います。
タイ電力庁のプレゼンテーションには電力庁のお客
様と英国の電力技術コンサルタントのエンジニアが
一緒に出席されてい」ました。
プレゼンテーションの後、お客様とのランチタイムに
入りました。
そこで 自画自賛 ではないですが 、
お客様から「あなたはどこで英語を勉強したんですか」
と褒めてくれました。
またインドでの技術指導相手の会社の社長さんからは
「 あなたはスマートだ」とも言われたことがあります。
出来ないことを無理して乗り越える事を選ばずに、他
の方法を選んで、乗り越えることを勉強した一例です。
これは国内でのプレゼンテーションにも応用できる
でしょう。
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